2011.2.23
現在の自然教育園内の主な植物の見頃情報をお知らせします。
写真はマンサクの花、ニワトコの芽吹き、春を待つ草本4種です。
マンサクは、マンサク科マンサク属の落葉小高木です。名前の由来は、木いっぱいに花が咲くので「豊年満作」を表すので、また早春に他に先駆けて「まず咲く」からです。4枚のリボンのような黄色の花弁が見られると春の訪れを感じます。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。
ニワトコはスイカズラ科ニワトコ属の落葉低木です。他の樹木に先駆けて、冬芽がほころび始めました。ニワトコの冬芽には花芽と葉芽が一緒になった混芽と葉芽だけのものがあります。葉は羽状複葉で対生します。中心部にあるブロッコリーのような緑色の丸いものが花芽です。3月から4月に小さな白い花が多数開花します。水鳥の沼付近で見られます。
草本類が続々と春の準備を進め、葉を広げています。ヒメウズ、クサノオウ、キンミズヒキ、タチツボスミレの葉です。
〔樹木〕
(咲き始め)アセビ、ウグイスカグラ
(花の見頃)シロヤブツバキ、ハンノキ、マンサク、ヤブツバキ
(実の見頃)ネムノキ、ムクロジ
(紅葉)クサイチゴ、サネカズラ、センリョウ、ヤブコウジ
〔草〕
(花の見頃)カンアオイ、セツブンソウ、フクジュソウ、ユキワリイチゲ
(実の見頃)ジャノヒゲ、ノシラン、ヒメガマ、ムサシアブミ、ヤブラン
(紅葉)アカハナワラビ、アカフユノハナワラビ、オオハナワラビ、キランソウ、ショウジョウバカマ、スイバ、ダイコンソウ、トラノオスズカケ、ヤマルリソウ、ラショウモンカズラ