2014.3.6
生物記録情報 2014.3.6
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
〔樹木〕
(咲き始め)ウグイスカグラ、シキミ
(花の見頃)アセビ、シロヤブツバキ、マンサク、モクレイシ、ヤブツバキ
(実の見頃)シュロ、ムクロジ
〔草〕
(咲き始め)アオイスミレ、フキ、ミヤマカンスゲ
(花の見頃)フクジュソウ、ユキワリイチゲ
(花そろそろ終わり)セツブンソウ
(実の見頃)キチジョウソウ、ジャノヒゲ、ノシラン
動物は以下の通りです。
〔昆虫〕
カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
チョウ類…アサギマダラ幼虫、イラガ繭
〔鳥類〕ハシブトガラス、シメ、カワラヒワ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、コゲラ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ドバト
〔哺乳類〕ホンドタヌキ
写真はモクレイシの花、フキの花、ニワトコの芽吹きです。
モクレイシはニシキギ科モクレイシ属の常緑低木で、暖帯林に生えます。モクレイシという名は、実が割れて赤い仮種皮が見えるのが、ツルレイシ(ニガウリのこと)の赤い種子に似ている木という意味から付けられました。雌雄異株で、園路から見えるのは雄株で実を見ることはできません。展示ホールから路傍植物園を進むとすぐ右手に、さらに進むともう1本見られます。
フキはキク科フキ属の多年草です。「フキノトウ」は早春の風物詩また味覚として知られていますが、これはフキの花茎のことを指します。つぼみだったフキノトウが、やっと花を開き始めました。フキは路傍植物園、水生植物園、武蔵野植物園など園内各所で見られます。
ニワトコはスイカズラ科(レンプクソウ科)ニワトコ属の落葉低木です。冬芽がほころび始めました。ニワトコの冬芽には花芽と葉芽が一緒になった混芽と葉芽だけのものがあります。葉は羽状複葉で対生します。中心部にあるブロッコリーのような緑色の丸いものが花芽です。3月から4月に小さな白い花が多数開花します。水性植物園と水鳥の沼付近で見られます。