2014.5.22
生物記録情報
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
〔樹木〕
(咲き始め)ヤマボウシ
(花の見頃)アカガシ、アズマネザサ、イイギリ、イボタノキ、ウツギ、ゴンズイ、スイカズラ、スダジイ、タマサンゴ、ハゼノキ、ハマクサギ
(花そろそろ終わり)イヌザクラ、コアジサイ、ナワシロイチゴ、ノイバラ、マルバウツギ
〔草〕
(咲き始め)アサザ、ウシハコベ、カモジグサ、コモチマンネングサ、ドクダミ、ヌカボ、ヤマブキショウマ
(花の見頃)アイイロニワゼキショウ(ルリニワゼキショウ)、ウキヤガラ、オオバコ、カニツリグサ、キショウブ、クサヨシ、ケキツネノボタン、コナスビ、サイハイラン、シロツメクサ、スズメノカタビラ、ツメクサ、トウバナ、ニワゼキショウ、フトイ
(花そろそろ終わり)オニタビラコ、オヘビイチゴ、カキツバタ、キクムグラ、クサノオウ、チョウジソウ、ハルジオン、ヘビイチゴ、ムラサキサギゴケ、ヤブヘビイチゴ
動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ササグモ、ゴミグモ、マミジロハエトリ
〔昆虫〕
トンボ類…クロイトトンボ
カメムシ類…アメンボ、オオアメンボ、クサギカメムシ、シロオビアワフキ幼虫、モモコフキアブラムシ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ幼虫、クロアゲハ、ヤマトシジミ、アカボシゴマダラ、ヒメジャノメ
甲虫類…ナミテントウ、トホシテントウ
ハチ類…セグロカブラハバチ、クマバチ、アミメアリ
ハエ類…マガリケムシヒキ、スイセンハナアブ、キンバエsp.
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、コゲラ、アオサギ、カルガモ、カイツブリ、キジバト、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、クサガメ、カナヘビ、ミスジマイマイ、オカダンゴムシ
写真はヤマボウシの花、ハマクサギの花、サイハイランの花です。
ヤマボウシはミズキ科ヤマボウシ属の落葉高木です。街路樹などでお馴染みの北アメリカ原産のハナミズキ(アメリカヤマボウシとも呼ばれる)と同じ仲間です。白い大きな花弁に見えるものは総苞片で、中心部に多数の花が集まっています。総苞片が開いた後に、咲き始めます。「山法師」と書き、総苞片を僧兵の頭巾に、頭状花序を僧兵の頭に見立てたのでこの名があります。武蔵野植物園と路傍植物園で見られます。
ハマクサギはクマツヅラ科(シソ科)ハマクサギ属の落葉小高木です。東海・近畿以西に自生します。自然教育園には江戸時代高松藩の下屋敷だった頃に、平賀源内が持ち込んだと推測されます。「浜臭木」という名前は海岸沿いにあり、葉に臭気があることから付けられました。花は小さく地味ですが、ユニークな形をしています。咲き始めは白色ですが、黄色く変わり落下します。路傍植物園・水鳥の沼付近で見られます。
サイハイランはラン科サイハイラン属の多年草です。木陰に生え、葉は1枚で秋に出て冬を越します。花の様子が昔の武将が兵を指揮するときに使った采配という道具に似るため、この名前が付けられました。路傍植物園と武蔵野植物園で見られます。