2014.6.26
生物記録情報
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
〔樹木〕
(咲き始め)エビヅル、ナツフジ、ヤマハギ
(花の見頃)ガクアジサイ、カラタチバナ、センリョウ、タマサンゴ、ネムノキ、ノブドウ、ムクロジ、ヤブコウジ
(花そろそろ終わり)アカメガシワ、サカキ(武蔵野コース)、ナンテン、ムラサキシキブ、ヤブニッケイ
〔草〕
(咲き始め)オオバギボウシ、キツネガヤ、シオデ、ジャノヒゲ、シロネ、ヌスビトハギ、ミズヒキ、ミソハギ、ミツバ、メヤブマオ、ヤブミョウガ
(花の見頃)アサザ、アズマカモメヅル、イヌヌマトラノオ、ウマノミツバ、オオチドメ、オカトラノオ、キツネノボタン(水鳥の沼付近)、クサフジ、ケキツネノボタン(水生植物園)、コバノカモメヅル、コヒルガオ、シロツメクサ、タカトウダイ、タケニグサ、チゴザサ、チダケサシ、トモエソウ、ネジバナ、ノカンゾウ、ハエドクソウ、ハグロソウ、ハンゲショウ、ヒメガマ、ヒメジョオン、フトイ、ママコノシリヌグイ、ヤブマオ
(花そろそろ終わり)アイイロニワゼキショウ(ルリニワゼキショウ)、クガイソウ、コナスビ、ナガバハエドクソウ、ノハナショウブ、ハルジオン、ハンカイソウ、ヤマホタルブクロ
動物は以下の通りです。
〔クモ類〕モエギザトウムシ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ幼体、ゴミグモ、ハナグモ、アズチグモ、ネコハエトリ
〔昆虫〕
トンボ類…クロスジギンヤンマ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
カメムシ類…アメンボ、マルカメムシ、クサギカメムシ、セアカツノカメムシ、アオバハゴロモ幼虫、イセリアカイガラムシ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、トラフシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、アカボシゴマダラ幼虫、コムラサキ、ヒカゲチョウ、サトキマダラヒカゲ
甲虫類…トウキョウヒメハンミョウ、マメコガネ、ヒメカメノコテントウ、ナミテントウ、トホシテントウ、キマワリ、クロウリハムシ
ハチ類…コアシナガバチ、オオハヤバチ、クマバチ、セイヨウミツバチ、アミメアリ、クロオオアリ
ハエ類…クロバネツリアブ、シオヤアブ、マダラアシナガバエ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.、キンバエsp.
〔鳥類〕ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、コゲラ、アオサギ、ゴイサギ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、カナヘビ、クサガメ、ウシガエル、オカダンゴムシ、ナミキセルガイ
写真はチダケサシの花、ハンゲショウの花、カラスアゲハとトウキョウヒメハンミョウです。
チダケサシはユキノシタ科チダケサシ属の多年草です。湿った草地などに生育します。「乳茸刺」と書き、チダケという食用のキノコを採り、持ち帰る時にこの草の茎に刺したことからこの名前があります。ピンク色のかわいらしい花からはちょっと想像しにくい名前です。水生植物園と武蔵野植物園で見られます。
ハンゲショウはドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で、湿地に群生します。名前のいわれは、夏至から11日目頃を半夏生と呼びますが、この時期花を付けるので「半夏生」という説があります。また、葉が半分白く化粧しているので「半化粧」という説もありますが、園内で見られるハンゲショウは実際、葉が白くならないものもあります。水生植物園、中央湿地、森の小道で見られます。
初夏の季節には様々な昆虫が園内を賑わせます。天候が安定しない今日のような日でもいろいろ見られました。カラスアゲハは園内で見られるアゲハの仲間の中でも大きく美しいチョウではないでしょうか。羽化直後なのか翅が美しいメスのカラスアゲハが見られました。カラスアゲハの幼虫はミカン科の植物の葉を食べ成長します。園内に多いコクサギで幼虫を見たことはあります。
トウキョウヒメハンミョウは平地で見られる小さな甲虫の仲間です。人家の庭などでもよく見られ、昆虫などを補食します。幼虫は地面に穴を掘り近づいた虫を穴から捕えます。武蔵野植物園と水生植物園で見られました。