2018.10.11
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は9月に行なわれた生物相調査の紹介です。
生物相調査とは、園内の自然を継続的に把握するため、動物研究部・植物研究部とその研究協力者が、平成28年度から30年度の3年間で行っているものです。
これは天然記念物及び史跡に指定された園内の生物の生育・生息状況調査を行うもので、文化財保護法に定められた採集・捕獲の許可を得ています。
種子(顕花)植物調査では、園内に生育する植物を採取し、新聞紙にはさんで乾燥させて、おし葉標本を作成します。草本植物は剪定鋏などで根から植物全体を掘り取り、木本植物は高枝切り鋏で花や実のついた枝を切り取って標本にします。
両生類・爬虫類調査のうちカメ類の調査では、池の中にかご罠を設置し、数時間の後に引き上げてカメ類を捕獲します。捕獲した個体は体長を記録し、白ペンで腹部に個体識別を行った後、放逐します。
〔動物記録情報〕
《クモ類》オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ハナグモ
《昆虫類》
トンボ類…オオアオイトトンボ、アキアカネ、リスアカネ、ノシメトンボ
カマキリ類…オオカマキリ
バッタ類…ツヅレサセコオロギ、コオロギsp.、アオマツムシ、カネタタキ
カメムシ類…アメンボ、ハリカメムシ
ヨコバイ類…アブラゼミ
チョウ類…キアゲハ幼虫、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、アサギマダラ、ツマグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ、ホシホウジャク
ハチ類…ハラナガツチバチsp.、スズバチ、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、オオハナアブ、キゴシハナアブ、ヒラタアブsp.、ツマグロキンバエ
《鳥類》ハシブトガラス、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、キビタキ、コゲラ、アオサギ
《その他》ミスジマイマイ