2020.9.3
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
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植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はナンバンギセルの花の紹介です。
ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の1年生の寄生植物です。花の形を南蛮由来の煙管(きせる)に見立て、この名がついたとされています。古くは「思草(おもいぐさ)」と呼ばれ、万葉集の1首にも登場しています。
ミョウガやススキ、オギなどの根に寄生して養分をとっています。寄生植物には全寄生植物と半寄生植物に分かれますが、ナンバンギセルは前者で、葉緑素をもたず光合成が行えないため、全面的に宿主からの養分に依存しています。
自然教育園では水生植物園中央の休憩所のススキ、オギのほか、イモリの池のミョウガの根元などにも生育しています。
〔動物記録情報〕
《クモ類》オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ハナグモ
《昆虫類》
トンボ類…マルタンヤンマ、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
バッタ類…クビキリギス幼虫、アオマツムシ、コバネイナゴ
カメムシ類…アメンボ、ムラサキシラホシカメムシ、キバラヘリカメムシ
ヨコバイ類…ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、ベッコウハゴロモ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカボシゴマダラ、イチモンジセセリ、フクラスズメ幼虫、アケビコノハ幼虫
甲虫類…アオドウガネ、トホシテントウ、クズクビホソハムシ
ハチ類…セグロカブラハバチ、ハラナガツチバチsp.、キオビツチバチ、キイロスズメバチ
《爬虫類》クサガメ
《鳥類》ハシブトガラス、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、コゲラ、ドバト