2020.9.24
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はツリフネソウの花の紹介です。
ツリフネソウはツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草で、山地の谷川など湿った場所に生育します。独特な花の形を吊り下げた帆掛船に見立てたことが「釣船草(つりふねそう)」の由来となったとされています。
袋状のがくの先端が渦巻き状の距となっており、ここに蜜が溜まります。距まで届かせるには長い口吻(ストロー状の口)が必要なため、蜜を吸える昆虫は限られており、特に花粉を運ぶマルハナバチの仲間が利用しやすい仕組みになっています。
自然教育園ではあまりマルハナバチの仲間は見かけませんが、ガの仲間のホシホウジャクやオオスカシバがホバリングをしながら、口吻を伸ばして蜜を吸う様が時折観察できます。
園内では水生植物園で見ることができます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》モエギザトウムシ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ワキグロサツマノミダマシ、ハナグモ、デーニッツハエトリ
《昆虫類》
トンボ類…アジアイトトンボ、ホソミイトトンボ、シオカラトンボ、アキアカネ
バッタ類…ツヅレサセコオロギ、アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
カメムシ類…アメンボ、ハリカメムシ、キバラヘリカメムシ、クサギカメムシ
ヨコバイ類…ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ、ベッコウハゴロモ
アミメカゲロウ類…クサカゲロウsp.
チョウ類…クロアゲハ、カラスアゲハ、キタキチョウ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、ルリタテハ幼虫、コミスジ、ヒメジャノメ、イチモンジセセリ、ホシホウジャク
甲虫類…アオドウガネ、リュウキュウツヤハナムグリ
ハチ類…ハラナガツチバチsp.、キイロスズメバチ、セイヨウミツバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、オオハナアブ、ツマグロキンバエ
《貝類》ミスジマイマイ、キセルガイsp.
《爬虫類》クサガメ
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、コゲラ、コサギ、ダイサギ、カルガモ