2021.6.24
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
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3枚目の画像はノカンゾウとヤブカンゾウについての紹介です。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウはともにワスレグサ科(旧:ユリ科ワスレグサ属)の多年草で、野原などに生育しています。
科名であるワスレグサは、その甘い蕾を食べると美味しさで心配事を忘れてしまうという説と、その美しい花を見ると嫌なことを忘れるという説などがあります。
どちらも一日花であるため、朝に咲いた花は夕刻には萎れてしまいますが、1つの花茎にいくつも蕾をつけるため、咲く時期をずらして次々と花を咲かせていきます。
ノカンゾウは一重咲き、ヤブカンゾウは八重咲きというのが見分ける大きなポイントです。ノカンゾウは結実することが少なく、ヤブカンゾウは3倍体植物であることから決して結実することはありません。
雄しべと雌しべが二重目、三重目の花弁に変化してしまい、受粉ができないため、形態的にも結実は不可能のようです。
イモリの池でヤブカンゾウ、水生植物園と武蔵野植物園でノカンゾウとヤブカンゾウの両方を見ることができます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》カタハリウズグモ、イオウイロハシリグモ、ササグモ、オオシロカネグモ、ナガコガネグモ幼体、ハエトリグモsp.
《昆虫類》
トンボ類…シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
カマキリ類…オオカマキリ幼虫
カメムシ類…アメンボ
ヨコバイ類…アワフキムシsp.幼虫、ベッコウハゴロモ幼虫
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、モンキアゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ミズイロオナガシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、キマダラセセリ、イチモンジセセリ、ビロードハマキ
甲虫類…オオヒラタシデムシ幼虫、ナミテントウ、ミヤマカミキリ、クロウリハムシ、キイロクビナガハムシ
ハチ類…セグロカブラハバチ、ハラアカマルセイボウ、アミメアリ
ハエ類…ムシヒキアブsp.、シマアシブトハナアブ、キンバエsp.
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワセミ、コゲラ、オオタカ
《爬虫類》クサガメ、ニホンカナヘビ
《貝類》ミスジマイマイ
《甲殻類》アメリカザリガニ