2021.11.25
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
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3枚目の画像はモミジガサの紹介です。
モミジガサはキク科コウモリソウ属の多年草で、山地の林床に生育しています。モミジ状の葉が、若葉の頃(4月下旬)に傘のように開くことが名の由来になっています。この若葉は山菜として人気があり、おひたしや天ぷらなどにして食べられます。
現在は花が終わり、冠毛のある果実が路傍植物園で見られます。一見、種子(タネ)のように見えますが、実は小さな乾いた果実で中に1つの種子をもっています。こうしたつくりの果実を痩果(そうか)といい、タンポポやアザミなどのキク科のほか、キンポウゲ科などに見られます。モミジガサの痩果は冠毛によって風に乗り、中の種子ごと遠くへ運ばれます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》ジョロウグモ
《昆虫類》
トンボ類…ホソミオツネントンボ、ホソミイトトンボ、オオアオイトトンボ
カマキリ類…オオカマキリ卵のう
バッタ類…カネタタキ、コバネイナゴ
ナナフシ類…トビナナフシ
チョウ類…アオスジアゲハ幼虫、クロアゲハ幼虫、カラスアゲハ幼虫、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ムラサキツバメ、アサギマダラ幼虫、キタテハ、ツマグロヒョウモン、アカボシゴマダラ幼虫
ハチ類…ハラナガツチバチsp.
ハエ類…ホソヒラタアブ、ヒメセマダライエバエ、キンバエsp.、ツマグロキンバエ
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、モズ、ヒヨドリ、ウグイス、ジョウビタキ、カワセミ、コゲラ、オオタカ、カルガモ、キジバト
《爬虫類》ニホンカナヘビ
《魚類》メダカ
《哺乳類》ホンドタヌキ