2022.6.23
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
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3枚目の画像はノカンゾウとヤブカンゾウについての紹介です。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウはともにワスレグサ科(旧:ユリ科ワスレグサ属)の多年草で、野原などに生育しています。
科名であるワスレグサは、その甘い蕾を食べると美味しさで心配事を忘れてしまうという説と、その美しい花を見ると嫌なことを忘れるという説などがあります。
どちらも一日花であるため、朝に咲いた花は夕刻には萎れてしまいますが、1つの花茎にいくつも蕾をつけるため、咲く時期をずらして次々と花を咲かせていきます。
ノカンゾウは一重咲き、ヤブカンゾウは八重咲きというのが見分ける大きなポイントです。ノカンゾウは結実することが少なく、ヤブカンゾウは3倍体植物であることから決して結実することはありません。
雄しべと雌しべが二重目、三重目の花弁に変化して受粉ができないため、形態的にも結実は不可能のようです。
現在、水生植物園と武蔵野植物園でノカンゾウが見ごろのほか、水生植物園でヤブカンゾウが咲き始めています。
〔動物記録情報〕
《クモ類》イオウイロハシリグモ、ササグモ、オオシロカネグモ、マミジロハエトリ
《昆虫類》
トンボ類…クロスジギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
バッタ類…キンヒバリ、キアシヒバリモドキ
カメムシ類…アメンボ、シマサシガメ
ヨコバイ類…アオバハゴロモ幼虫
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、ミヤマカラスアゲハ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、オオウラギンスジヒョウモン、テングチョウ、キタテハ、コムラサキ、ヒカゲチョウ、イチモンジセセリ、オオミズアオ幼虫
甲虫類…オオヒラタシデムシ、セマダラコガネ、カブトムシ、トホシテントウ、ヨツスジハナカミキリ、キイロクビナガハムシ、ハンノキハムシ幼虫
ハチ類…クマバチ
ハエ類…マガリケムシヒキ、マダラアシナガバエ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.
《鳥類》ハシブトガラス、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワセミ、コゲラ、オオタカ、ダイサギ、カルガモ
《爬虫類》クサガメ、ニホンカナヘビ、ヒバカリ
《魚類》メダカ
《両性類》ウシガエル
《甲殻類》アメリカザリガニ、ダンゴムシsp.