2023.1.26
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
※植物の開花リストは現在、休止中です。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
2枚目の画像はアオキの果実についての紹介です。
アオキはアオキ科アオキ属の常緑低木で、林下などに生育するほか、庭木としてもよく植えられています。若い木に限らず、葉や枝・幹が緑色であることが「青木」の由来となっています。
アオキの果実は俵型に育って赤く色づきますが、中にはいびつなひょうたん型のものもあります。これはアオキミタマバエというハエに寄生され、正常な果実の発育が阻害されたためです。
この虫こぶのことをアオキミフクレフシといいます。また、この状態では鳥に食べられず、5月頃まで残ることから「アオキオクレミ」とも呼びます。一時期は、園内で8割〜9割ほどのアオキが寄生されていたという記録があります。
現在、森の小道や館跡コースの一部で実が見ごろのほか、園内の各所で色づきが進んでいます。
〔動物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵のう
チョウ類…アサギマダラ幼虫
《鳥類》ハシブトガラス、オナガ、シメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、モズ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、カワセミ、アオゲラ、オオタカ、ハイタカ、ノスリ、ツミ、アオサギ、カルガモ、マガモ、キジバト、ホンセイインコ