2023.8.10
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
2枚目の画像はナンバンギセルの花の紹介です。
ナンバンギセルはハマウツボ科ナンバンギセル属の1年生の寄生植物です。花の形を南蛮由来の煙管(きせる)に見立て、この名がついたとされています。古くは「思草(おもいぐさ)」と呼ばれ、万葉集の1首にも登場しています。
ミョウガやススキ、オギなどの根に寄生して養分をとっています。寄生植物には全寄生植物と半寄生植物に分かれますが、ナンバンギセルは前者で、葉緑素をもたず光合成が行えないため、全面的に宿主からの養分に依存しています。
現在、水生植物園中央の休憩所のススキ、オギなどの根元などに見られます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、アズチグモ、モエギザトウムシ
《昆虫類》
トンボ類…キイトトンボ、アジアイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、チョウトンボ、コシアキトンボ、オニヤンマ
バッタ類…コバネイナゴ、アオマツムシ幼虫、クビキリギス幼虫
カメムシ類…アメンボ、アカスジカメムシ、エサキモンキツノカメムシ、ハリカメムシ、ホソヘリカメムシ
ヨコバイ類…ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミ、アオバハゴロモ、ベッコウハゴロモ、スケバハゴロモ、アミガサハゴロモ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ナガサキアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカボシゴマダラ(成虫・幼虫)、イラガ幼虫、ベニスズメ、オオスカシバ
甲虫類…オオヒラタシデムシ、マメコガネ、ニジュウヤホシテントウ
ハチ類…オオスズメバチ、キイロスズメバチ、クマバチ
《鳥類》カワセミ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ドバト
《爬虫類》クサガメ
《貝類》ミスジマイマイ
《甲殻類》アメリカザリガニ
《魚類》ミナミメダカ