2014.6.5
生物記録情報
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
〔樹木〕
(咲き始め)アカメガシワ、エビヅル、ガクアジサイ、ムラサキシキブ
(花の見頃)アズマネザサ、タマサンゴ、ネズミモチ、ヤマアジサイ、ヤマボウシ
(花そろそろ終わり)ハマクサギ
〔草〕
(咲き始め)コバノカモメヅル、ヤブレガサ
(花の見頃)アイイロニワゼキショウ(ルリニワゼキショウ)、アサザ、ウマノミツバ、オオチドメ、クガイソウ、クサフジ、クララ、ケキツネノボタン、コウホネ、コナスビ、コモチマンネングサ、シロツメクサ、ドクダミ、ナガバハエドクソウ、ニワゼキショウ、ヌカボ、ノハナショウブ、ノビル、ハンカイソウ、ヒメジョオン、フトイ
(花そろそろ終わり)オオバコ、オニスゲ、オニタビラコ、カモジグサ、キショウブ、クサヨシ、サイハイラン、スズメノカタビラ、ツメクサ、トウバナ、ハルジオン、ヘビイチゴ、ヤマブキショウマ
動物は以下の通りです。
〔クモ類〕ササグモ、オオシロカネグモ、ゴミグモ、マミジロハエトリ
〔昆虫〕
トンボ類…クロイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、コシアキトンボ
カメムシ類…アメンボ、オオアメンボ、ホシハラビロヘリカメムシ、マルカメムシ、ムラサキシラホシカメムシ、アワフキムシsp.幼虫、モモコフキアブラムシ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ幼虫、クロアゲハ、カラスアゲハ幼虫、モンシロチョウ、キタキチョウ、トラフシジミ、ヤマトシジミ、ルリシジミ、コミスジ、アカボシゴマダラ、ヒメジャノメ、キマダラセセリ、オオウンモンクチバ
甲虫類…ナミテントウ蛹、ヨツスジハナカミキリ、クロウリハムシ、ハンノキハムシ幼虫、コフキゾウムシ、オジロアシナガゾウムシ
ハチ類…セグロカブラハバチ、スズバチ、コマルハナバチ、クマバチ、アミメアリ
ガガンボ類…エゾホソガガンボ、キイロホソガガンボ
ハエ類…マガリケムシヒキ、マダラアシナガバエ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.、アシブトハナアブ、カクモンハラブトハナアブ、キンバエsp.
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、ドバト
〔その他〕メダカ、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ、クサガメ、ウシガエル、キセルガイsp.、オカダンゴムシ
写真はクサフジの花、クガイソウの花、ムラサキシキブの花です。
クサフジはマメ科ソラマメ属のつる性の多年草です。名前は、フジに似た花を咲かせる草という意味ですが、フジの花の穂は垂れ下がり、クサフジの穂は上に立ち上がります。日当たりのよい湿った草地に生え、葉は羽状複葉で、先端は巻きひげになって絡み付きます。水生植物園で見られます。
クガイソウはオオバコ科(旧ゴマノハグサ科)クガイソウ属の多年草です。茎に葉が3枚から8枚ほど輪生し、それが9段くらいの層になることから、「九階草」あるいは「九蓋草」と呼ばれるようになりました。茎の先端に薄紫色の長い穂状の花序をつけ、それが風に揺れる様子は風情があります。水生植物園と武蔵野植物園で見られます。
ムラサキシキブはシソ科(旧クマツヅラ科)ムラサキシキブ属の落葉低木です。名前のいわれは紫色の美しい実が源氏物語の作者・紫式部を連想したことからです。実の写真は2013.10.31の生物記録情報をご覧ください。現在、ピンク色のかわいらしい花が咲き始めました。園内各所で見られます。