2017.9.7
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は8月に行われた生物相調査の紹介です。
生物相調査とは、園内の自然を継続的に把握するため、動物研究部・植物研究部とその研究協力者が、平成28年度から30年度の3年間で行っているものです。
これは天然記念物及び史跡に指定された園内の生物の生育・生息状況調査を行うもので、文化財保護法に定められた採集・捕獲の許可を得ています。
今回クモ類調査で採集したイオウイロハシリグモは網を張らず、名前の通りに走り回ってエサを探し、ときに水面を走ることもあります。
蝶類の調査では、カラスアゲハのほか、ナガサキアゲハやクロアゲハなどがクサギの花の周りで採集できました。
甲殻類調査で井戸水の中から見つかったムカシエビの仲間は、洞窟や井戸など地下の淡水に生息するもので、都内ではかなり珍しい記録とされています。
〔生物記録情報〕
動物の記録は以下のとおりです。
〔クモ類〕モエギザトウムシ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、サツマノミダマシ、ナガコガネグモ、ハナグモ
〔昆虫類〕
トンボ類…アジアイトトンボ、オオアオイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
バッタ類…ツヅレサセコオロギ、アオマツムシ、コバネイナゴ
ナナフシ類…ナナフシモドキ
カメムシ類…アメンボ、キバラヘリカメムシ、ツノカメムシsp.
ヨコバイ類…ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミ、アオバハゴロモ、ツマグロオオヨコバイ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ(成虫・幼虫)、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ウラナミシジミ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモン、ゴマダラチョウ、アカボシゴマダラ、イチモンジセセリ
甲虫類…アオドウガネ、ウスバカミキリ、クワカミキリ
ハチ類…セグロカブラハバチ、ハラナガツチバチsp.、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ
〔その他〕クサガメ、ニホンカナヘビ、ウシガエル