2017.12.14
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はモミジガサの果実についての解説です。
モミジガサはキク科コウモリソウ属の多年草です。山地の林床に生育しています。
園内では路傍植物園で観察することができます。
モミジ状の葉が、若葉の頃に傘のように開くことが名の由来になっています。4月から5月の若葉の頃は山菜として人気があり、おひたしや天ぷらなどにして食べられます。
現在見られるのは花が終わった後の、冠毛のある果実の状態です。一見、種子(タネ)のように見えますが、実は小さな乾いた果実で中に1つの種子をもっています。こうしたつくりの果実を痩果といい、タンポポやアザミなどのキク科のほか、キンポウゲ科などに見られます。
モミジガサの痩果は冠毛によって風に乗り、遠くへ運ばれます。
〔生物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
ヨコバイ類…アブラムシsp.
チョウ類…ミノガsp.幼虫、イラガ繭
甲虫類…トホシテントウ幼虫
ハエ類…ホソヒラタアブ
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、ルリビタキ、カワセミ、コゲラ、キジバト、ホンセイインコ