2018.1.18
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
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3枚目の画像はヒメガマについての解説です。
ヒメガマはガマ科に属する多年生の抽水植物で、全国の池や沼などに生育しています。自然教育園では水生植物園と中央の湿地帯で観察できます。
6月から7月頃に花穂をつけ、夏から晩秋までの間にソーセージ状の実をつくります。その後、冬になると熟した実が裂けて、綿毛をもったタネが風により遠くへ運ばれます。
一方で、ヒメガマは地下茎による栄養繁殖も可能で、放置しておくと一面がヒメガマ群落になるほど繁殖力が強い植物です。ヒメガマやヨシのような抽水植物は様々な生物の生息環境となりますが、増えすぎて水面が覆われてしまうとトンボの産卵やカモ類の回遊などに逆に悪影響となってしまいます。
自然教育園では初夏を中心に刈り取りによる間引きを行うことで、ヒメガマ群落を適度な密度に維持するよう管理を行っています。
〔生物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
カメムシ類…シマアメンボ
チョウ類…チャミノガ幼虫、クロツヤミノガ幼虫、ミノガsp.幼虫、イラガ繭
ハチ類…スズバチ巣
ハエ類…オオハナアブ
《鳥類》ハシブトガラス、オナガ、シメ、アオジ、キセキレイ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、カワセミ、コゲラ、ノスリ、オオタカ、ハイタカ、ダイサギ、キジバト、ホンセイインコ
《哺乳類》ホンドタヌキ