2018.1.25
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は自然教育園の雪景色です。
1月22日から23日にかけて、よそにもれず自然教育園も大雪に見舞われました。これほどの積雪となるのは、4年前の大雪以来です。
着雪し白く化粧をしたような木々に完全に凍りついた水面、何より一面に厚く降り積もった雪は、普段とはまるで別世界のような風景を見せてくれます。
降雪の翌日に関わらず、開園と同時に入園されたお客様が多くいらっしゃいました。
雪の中に咲くシモバシラの氷の花や、雪に埋もれながらも隙間から赤い実をのぞかせるキチジョウソウなど、見ごろの植物もいつもと違った顔を見せていました。
一方で降雪は着雪の重みによる倒木や枝折れの危険があります。特に葉のついている常緑の針葉樹や広葉樹に多く見られます。今回は倒木はなく、アカマツやスダジイなどの生枝が折れた程度でしたが、4年前の大雪では少なくとも270本以上の樹木が何らかの被害を受けています。
高木が倒伏すると、その分林床が明るくなり、日陰では育たないような植物が新たに生育します。大雪の後は、その後の森林の変化を長期的に観察し、どのように変遷していくのかを追跡していくことも重要です。
園内は未だに積雪や園路の凍結が見られ、滑りやすい箇所がございます。ご来園の際は足元にお気をつけて、お楽しみください。
〔生物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
チョウ類…イラガ繭
ハチ類…スズバチ巣
《鳥類》ハシブトガラス、ハクセキレイ、キセキレイ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、アカハラ、ツグミ、ルリビタキ、カワセミ、コゲラ、エナガ、キジバト、ホンセイインコ
《哺乳類》ホンドタヌキ