2019.6.27
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はノカンゾウとヤブカンゾウについての紹介です。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウはともにワスレグサ科(旧:ユリ科ワスレグサ属)の多年草で、野原などに生育しています。
科名であるワスレグサは、その甘い蕾を食べると美味しさで心配事を忘れてしまうという説と、その美しい花を見ると嫌なことを忘れるという説などがあります。
どちらも一日花であるため、朝に咲いた花は夕刻には萎れてしまいますが、1つの花茎にいくつも蕾をつけ、咲く時期をずらして次々と花を咲かせていきます。
ノカンゾウは一重咲き、ヤブカンゾウは八重咲きというのが見分ける大きなポイントです。ノカンゾウは結実することが少なく、ヤブカンゾウは3倍体植物であることから決して結実することはありません。
雄しべと雌しべが二重目、三重目の花弁に変化してしまい、受粉ができないため、形態的にも結実は不可能のようです。
現在は水生植物園、武蔵野植物園でノカンゾウ、ヤブカンゾウの両方を、イモリの池ではヤブカンゾウのみ見ることができます。なお、ヤブカンゾウは今週から咲き始めたばかりのため、まだ開花個体は少なめです。
〔動物記録情報〕
《クモ類》モエギザトウムシ、カタハリウズグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ幼体、ワキグロサツマノミダマシ、サツマノミダマシ、ナガコガネグモ幼体、ハナグモ、アズチグモ
《昆虫類》
トンボ類…ギンヤンマ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
カマキリ類…オオカマキリ幼虫、ハラビロカマキリ幼虫
バッタ類…ササキリ幼虫
ナナフシ類…ナナフシモドキ
カメムシ類…アメンボ、ホソヘリカメムシ
ヨコバイ類…アワフキムシsp.幼虫、アオバハゴロモ幼虫
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、キアゲハ幼虫、クロアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、トラフシジミ、ツバメシジミ、ルリタテハ、ツマグロヒョウモン、コムラサキ、ヒメジャノメ、ヒカゲチョウ、マイマイガ幼虫
甲虫類…トウキョウヒメハンミョウ、セマダラコガネ、アオドウガネ、ヒメカメノコテントウ、ナミテントウ、トホシテントウ、ヤマイモハムシ、クロウリハムシ、キイロクビナガハムシ、ハンノキハムシ幼虫、オトシブミsp.、オジロアシナガゾウムシ
ハチ類…セグロカブラハバチ、アミメアリ、セグロアシナガバチ、ハキリバチsp、コマルハナバチ、クマバチ
ハエ類…クロバネツリアブ、マガリケムシヒキ、ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.
《爬虫類》アオダイショウ、ニホンカナヘビ、クサガメ
《両生類》ウシガエル
《甲殻類》オカダンゴムシ
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ、オオタカ、カイツブリ