2020.1.16
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はアオキの果実についての解説です。
アオキはアオキ科アオキ属の常緑低木で、林下などに生育するほか、庭木としてもよく植えられています。若い木に限らず、葉や枝・幹が緑色であることが「青木」の由来となっています。
アオキの果実は俵型に育って1月中旬頃から色づきますが、中にはいびつなひょうたん型のものもあります。これはアオキミタマバエというハエに寄生され、正常な果実の発育が阻害されたためです。
この虫こぶのことをアオキミフクレフシといいます。
また、この状態では鳥に食べられず、5月頃まで残ることから「アオキオクレミ」とも呼びます。
一時期は、園内で8割〜9割ほどのアオキが寄生されていたという記録があります。
日陰でも旺盛に繁殖するため、園内では園路の通行に支障をきたす、もしくは他の植物に被覆するようなアオキについては、冬場を中心に剪定や除伐することで管理しています。
〔動物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ(卵のう)、 ハラビロカマキリ(卵のう)
《鳥類》ハシブトガラス、オナガ、シメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、モズ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、カワセミ、コゲラ、オオタカ、ダイサギ、マガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ドバト、ホンセイインコ
《哺乳類》ホンドタヌキ