2021.4.8
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像はエビネの花についての紹介です。
エビネはラン科エビネ属の多年草で、山地の林内や竹林などに生育します。日本に自生するランの仲間の代表的な種で美しい花を咲かせます。
園内にあるのは本種のみですが、近い仲間としてキエビネやキリシマエビネ、オオキリシマエビネなどがあり、これらの交雑により様々な園芸品種が生み出されました。
エビネは普通、花弁の色は白色か淡紫色ですが色の変異が大きく、その魅力から一時期大きな人気を集めました。これにより乱獲されて個体数が激減したため、現在は自然状態のものはあまり見られなくなっています。
環境省のレッドデータでは準絶滅危惧(NT)に指定されています。
例年は四月下旬ごろからですが、今年は2週間ほど早く、先週から咲き始めています。現在は路傍植物園と武蔵野植物園で見ることができます。
〔動物記録情報〕
《クモ類》ササグモ、ネコハエトリ、アリグモ
《昆虫類》
トンボ類…ホソミイトトンボ
カメムシ類…アメンボ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ツマキチョウ、モンシロチョウ、スジグロシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、トラフシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、テングチョウ、アカボシゴマダラ幼虫
甲虫類…イタドリハムシ
ハチ類…セグロカブラハバチ
ハエ類…ビロードツリアブ、アシブトハナアブ、キンバエsp.
《鳥類》ハシブトガラス、シメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワセミ、コゲラ、フクロウ、オオタカ、カルガモ
《爬虫類》クサガメ