2017.8.24
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目では今見ごろのトラノオスズカケについての解説です。
トラノオスズカケは8月から9月にかけて花を咲かせるオオバコ科(旧ゴマノハグサ科)の植物です。花序のつきようを「虎の尾」と山伏の衣装の「鈴懸(すずかけ)」に例えてこの名がついたといわれています。
本来は四国・九州を産地とするこの植物が自然教育園に生育しているのは、江戸時代に高松藩藩主松平讃岐守の下屋敷があった頃に、讃岐から持ち込まれたためと考えられています。また、自然教育園が天然記念物に指定された当時の台帳にも記載されている貴重な種です。
自然教育園の開園後、長い間姿を消していましたが、2007年に約50年ぶりに埋土種子の発芽により再発見されました。
[生物記録情報]
〔クモ類〕モエギザトウムシ、コクサグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ
〔昆虫類〕
トンボ類…キイトトンボ、オオアオイトトンボ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、ノシメトンボ、コシアキトンボ、チョウトンボ
カマキリ類…オオカマキリ
バッタ類…コバネイナゴ幼虫
ナナフシ類…ナナフシモドキ
カメムシ類…アメンボ、ハリカメムシ
ヨコバイ類…ニイニイゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、コミスジ、ツマグロヒョウモン、イチモンジセセリ
甲虫類…センチコガネ、ヨツボシケシキスイ
ハチ類…セグロカブラハバチ、ハラナガツチバチsp.、オオフタオビドロバチ、スズバチ、オオカバフスジドロバチ、モンスズメバチ、キイロスズメバチ、クマバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、コゲラ
〔その他〕クサガメ、ニホンカナヘビ、カタツムリsp.、モツゴ、ヨシノボリ、スジエビ