2017.9.28
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目はジョロウグモとナガコガネグモの解説です。
ジョロウグモとナガコガネグモはどちらもコガネグモ科で、9月から10月にかけてのこの時期に成体が見られます。
ジョロウグモは人家の庭木などにも生息し、もっとも普通に見られる種です。自然教育園でもこの時期、路傍植物園から水生植物園にかけての道際で大きな馬蹄形の網を張っているのが、いたるところで観察できます。網は前後の補助網をあわせ、3重構造になっています。
ナガコガネグモは水辺の草むらなどに生息しています。自然教育園では水生植物園でよく見られ、ヨシやヒメガマなどの間に垂直に円網を張ります。網の中央にある白い帯のようなものは隠れ帯(かくれおび)といい、特定の種に見られるものです。隠れ帯の形状は種や成長段階によって異なります。
〔生物記録情報〕
動物の記録は以下のとおりです。
〔クモ類〕モエギザトウムシ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ハナグモ、アズチグモ、マミジロハエトリ
〔昆虫類〕
トンボ類…アジアイトトンボ、アキアカネ
カマキリ類…オオカマキリ、ヒナカマキリ
バッタ類…ツヅレサセコオロギ、アオマツムシ
カメムシ類…アメンボ、アカスジカメムシ
ヨコバイ類…アブラゼミ、ツクツクボウシ、アオバハゴロモ、ツマグロオオヨコバイ
チョウ類…キアゲハ、クロアゲハ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ウラナミシジミ、ツマグロヒョウモン、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、ホシホウジャク
甲虫類…ナミテントウ
ハチ類…セグロカブラハバチ、ハラナガツチバチsp.、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、ヒメスズメバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.、ツマグロコシボソハナアブ、シマハナアブ、オオハナアブ、ツマグロキンバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、キビタキ、カワセミ、コゲラ、キジバト、ドバト
〔その他〕クサガメ、ヒバカリ、ニホンヤモリ