2017.10.5
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リストほかは2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は9月に行われた生物相調査の紹介です。
生物相調査とは、園内の自然を継続的に把握するため、動物研究部・植物研究部とその研究協力者が、平成28年度から30年度の3年間で行っているものです。
これは天然記念物及び史跡に指定された園内の生物の生育・生息状況調査を行うもので、文化財保護法に定められた採集・捕獲の許可を得ています。
蛾類の夜間調査で飛来したツクシアオリンガは南方系の種ですが、近年北上が確認されています。幼虫はマテバシイを食草とします。
種子植物調査のうちの1種、マヤランは、根と葉をもたない植物です。光合成を行わず、自身の地下茎にいる菌と共生して栄養を得ています。
甲虫のビーティング調査で得られたヤマイモハムシはその名のとおりヤマノイモの葉を食草とします。
〔生物記録情報〕
動物の記録は以下のとおりです。
〔クモ類〕モエギザトウムシ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ
〔昆虫類〕
トンボ類…アキアカネ、コノシメトンボ
カマキリ類…オオカマキリ
バッタ類…サトクダマキモドキ、ツヅレサセコオロギ、アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
カメムシ類…アメンボ、アカスジカメムシ、ムラサキシラホシカメムシ
ヨコバイ類…アブラゼミ、ミンミンゼミ
チョウ類…アオスジアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、アサギマダラ、ツマグロヒョウモン、ヒカゲチョウ、チャバネセセリ、イチモンジセセリ、ホシホウジャク
ハチ類…ハラナガツチバチsp.、コガタスズメバチ、オオスズメバチ、キイロスズメバチ、クマバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、ヒメヒラタアブsp.、シマハナアブ、アシブトハナアブ、オオハナアブ、キゴシハナアブ、ツマグロキンバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワセミ、コゲラ、キジバト
〔その他〕ヨシノボリ、スジエビ