2017.11.2
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は10月の生物相調査の紹介です。
生物相調査とは、園内の自然を継続的に把握するため、動物研究部・植物研究部とその研究協力者が、平成28年度から30年度の3年間で行っているものです。
これは天然記念物及び史跡に指定された園内の生物の生育・生息状況調査を行うもので、文化財保護法に定められた採集・捕獲の許可を得ています。
今回の両生・爬虫類の調査において、ヒバカリが確認されました。水辺に生息し、カエルや小魚を食べる無毒の大人しいヘビで、都心部ではとても希少な種です。
蛾類の夜間調査では大雨にも関わらず、灯火の周りのトネアザミの花へ吸蜜に飛来するキンウワバの仲間が見られました。
魚類調査では園内の最下流部において、ミナミメダカが数個体確認されました。ミナミメダカはひょうたん池や水生植物園、水鳥の沼にも生息しています。
〔生物記録情報〕
動物の記録は以下のとおりです。
〔クモ類〕モエギザトウムシ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ
〔昆虫類〕
トンボ類…ホソミイトトンボ、オオアオイトトンボ
カマキリ類…オオカマキリ
バッタ類…クビキリギス、コオロギsp.、アオマツムシ、カネタタキ、コバネイナゴ
カメムシ類…マルカメムシ
チョウ類…クロアゲハ幼虫、キタキチョウ、ムラサキシジミ、ヤマトシジミ、キタテハ、ルリタテハ幼虫、ツマグロヒョウモン、ホシホウジャク
甲虫類…ナミテントウ
ハチ類…ハラナガツチバチsp. クマバチ
ハエ類…ホソヒラタアブ、アシブトハナアブ、オオハナアブ、ツマグロキンバエ
〔鳥類〕ハシブトガラス、オナガ、スズメ、アオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、キビタキ、ウグイス、ジョウビタキ、コゲラ
〔その他〕モツゴ、スジエビ、アメリカザリガニ