2018.1.4
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は12月に行われた生物相調査(蘚苔類・蛾類)の紹介です。
生物相調査とは、園内の自然を継続的に把握するため、動物研究部・植物研究部とその研究協力者が、平成28年度から30年度の3年間で行っているものです。
これは天然記念物及び史跡に指定された園内の生物の生育・生息状況調査を行うもので、文化財保護法に定められた採集・捕獲の許可を得ています。
蘚苔類は野外での種の同定が困難な場合が多いため、素手や小型ナイフで植物体を標本として採取し、持ち帰ってから顕微鏡によって同定を行います。今回はひょうたん池付近にてアカイチイゴケを採取しました。
蛾類の冬季調査では日没後に出現するフユシャクやキリガの採集が中心となります。今回はヤブツバキの花に集まっているスギタニモンキリガとチャマダラキリガが得られました。
〔生物記録情報〕
《昆虫類》
カマキリ類…オオカマキリ卵鞘、ハラビロカマキリ卵鞘、コカマキリ卵鞘
ヨコバイ類…アブラムシsp.
チョウ類…クロツヤミノガ幼虫、ミノガsp.幼虫、イラガ繭
ハチ類…スズバチ巣
《鳥類》ハシブトガラス、アオジ、ハクセキレイ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ツグミ、コゲラ、キジバト、ホンセイインコ