2018.6.14
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は5月に行われた生物調査の紹介です。
生物相調査とは、園内の自然を継続的に把握するため、動物研究部・植物研究部とその研究協力者が、平成28年度から30年度の3年間で行っているものです。
これは天然記念物及び史跡に指定された園内の生物の生育・生息状況調査を行うもので、文化財保護法に定められた採集・捕獲の許可を得ています。
ハチ類の調査では、花の周りや茂みにいるハチを捕虫網で採集するほか、イエローパントラップという方法を用います。平らな黄色い皿に(パン)に界面活性剤を入れ、黄色いものに誘引される性質を利用して小さな蜂類を採集します。
両生類・爬虫類調査のうち、カメ類の調査では水中にもんどりわなを仕掛けて採集します。採集した個体は体長を記録し、白ペンで腹部に個体識別を行った後に元いた場所に放逐します。
自然教育園の水辺では普段クサガメを多く見かけますが、ニホンイシガメも生息していることが確認されています。
〔動物記録情報〕
《クモ類》イオウイロハシリグモ、ササグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ幼体、ワキグロサツマノミダマシ、ナガコガネグモ幼体
《昆虫類》
トンボ類…クロイトトンボ、クロスジギンヤンマ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ、コシアキトンボ
バッタ類…ササキリ幼虫
カメムシ類…アメンボ、ヒメイトカメムシ
ヨコバイ類…アオバハゴロモ幼虫
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、カラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、ムラサキシジミ、アカシジミ、ウラナミアカシジミ、トラフシジミ、ベニシジミ、キタテハ、オオウラギンスジヒョウモン、ツマグロヒョウモン、コミスジ、コムラサキ、ヒカゲチョウ、キマダラセセリ、ホタルガ、オオスカシバ
甲虫類…トウキョウヒメハンミョウ、ナミテントウ、ハンノキハムシ幼虫、トホシオサゾウムシ
ハチ類…セグロカブラハバチ、コンボウヤセバチ、コガタスズメバチ、オオスズメバチ、クマバチ、コマルハナバチ、ハキリバチsp.
ガガンボ類…ホリカワクシヒゲガガンボ
ハエ類…コウヤツリアブ、クロバネツリアブ、マダラアシナガバエ、ホソヒラタアブ、キンバエsp.
《鳥類》ハシブトガラス、ムクドリ、スズメ、カワラヒワ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、ヒヨドリ、カワセミ、コゲラ、オオタカ、アオサギ、カルガモ
《その他》ホンドタヌキ、ニホンカナヘビ、クサガメ、アオダイショウ、ヒバカリ、ウシガエル