2019.9.19
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
園内の見ごろ情報は1枚目の画像をクリックしてください。
植物の開花リスト他は2枚目の画像をクリックしてください。
3枚目の画像は今週咲き始めたツリフネソウの紹介です。
ツリフネソウはツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草で、山地の谷川など湿った場所に生育します。独特な花の形を吊り下げた帆掛船に見立てたことが「釣船草(つりふねそう)」の由来となったとされています。
袋状のがくの先端が渦巻き状の距となっており、ここに蜜が溜まります。距まで届かせるには長い口吻(舌)が必要なため、蜜を吸える昆虫は限られてており、特に花粉を運ぶマルハナバチの仲間が利用しやすい仕組みになっています。
自然教育園ではあまりマルハナバチの仲間は見かけませんが、ガの仲間のホシホウジャクやオオスカシバがホバリングをしながら、長い口吻を伸ばして蜜を吸う様が時折観察できます。
園内では水生植物園で群落を形成しています。
〔動物記録情報〕
《クモ類》モエギザトウムシ、オナガグモ、オオシロカネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモ、ハナグモ
《昆虫類》
トンボ類…アジアイトトンボ、ホソミイトトンボ、オオアオイトトンボ、オニヤンマ、ギンヤンマ、シオカラトンボ、アキアカネ、ノシメトンボ
バッタ類…ツヅレサセコオロギ、オカメコオロギsp.、アオマツムシ、カネタタキ
カメムシ類…アメンボ、アカスジカメムシ、エサキモンキツノカメムシ
ヨコバイ類…ミンミンゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシ
チョウ類…アオスジアゲハ、アゲハ、ナガサキアゲハ、モンキアゲハ、クロアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、ウラギンシジミ、ヤマトシジミ、ツバメシジミ、ルリシジミ、ツマグロヒョウモン、コミスジ、アカボシゴマダラ、ヒメジャノメ、イチモンジセセリ、イカリモンガ
甲虫類…オオヒラタシデムシ、コアオハナムグリ
ハチ類…キオビツチバチ、ハラナガツチバチsp.、コガタスズメバチ、キイロスズメバチ、ハラアカハキリバチヤドリ、クマバチ、ミツバチsp.
ハエ類…ホソヒラタアブ、シマハナアブ、ツマグロキンバエ、マルボシヒラタハナバエ
《爬虫類》クサガメ、ニホンカナヘビ
《魚類》モツゴ、メダカ
《鳥類》ハシブトガラス、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、エゾビタキ、センダイムシクイ、コゲラ、アオサギ、カイツブリ