2020.6.25
現在の自然教育園内で見られる生物の情報をお知らせします。
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3枚目の画像はノカンゾウとヤブカンゾウについての紹介です。
ノカンゾウ、ヤブカンゾウはともにワスレグサ科(旧:ユリ科ワスレグサ属)の多年草で、野原などに生育しています。
科名であるワスレグサは、その甘い蕾を食べると美味しさで心配事を忘れてしまうという説と、その美しい花を見ると嫌なことを忘れるという説などがあります。
どちらも一日花であるため、朝に咲いた花は夕刻には萎れてしまいますが、1つの花茎にいくつも蕾をつけるため、咲く時期をずらして次々と花を咲かせていきます。
ノカンゾウは一重咲き、ヤブカンゾウは八重咲きというのが見分ける大きなポイントです。ノカンゾウは結実することが少なく、ヤブカンゾウは3倍体植物であることから決して結実することはありません。
雄しべと雌しべが二重目、三重目の花弁に変化してしまい、受粉ができないため、形態的にも結実は不可能のようです。
現在、水生植物園と武蔵野植物園でノカンゾウ、イモリの池で咲き始めたヤブカンゾウを見ることができます。ヤブカンゾウはこれから水生植物園、武蔵野植物園でも咲きだします。
〔動物記録情報〕
《クモ類》モエギザトウムシ、コクサグモ、オオシロカネグモ、ナガコガネグモ幼体
《昆虫類》
トンボ類…シオカラトンボ、オオシオカラトンボ
ナナフシ類…ナナフシモドキ
カメムシ類…アメンボ
ヨコバイ類…アオバハゴロモ幼虫、ベッコウハゴロモ幼虫
チョウ類…アオスジアゲハ、モンキアゲハ、ミヤマカラスアゲハ、モンシロチョウ、キタキチョウ、アサギマダラ、コムラサキ、ビロードハマキ、マイマイガ幼虫、フクラスズメ幼虫
甲虫類…セマダラコガネ、キイロテントウ、トホシテントウ、クワカミキリ、ハンノキハムシ幼虫
ハチ類…モンスズメバチ、オオスズメバチ
ハエ類…ヒメヒラタアブsp.
《貝類》ミスジマイマイ、ニッポンマイマイ、キセルガイsp
《甲殻類》オカダンゴムシ
《両生類》ウシガエル
《爬虫類》アオダイショウ、クサガメ
《鳥類》ハシブトガラス、スズメ、メジロ、シジュウカラ、エナガ、ヒヨドリ、ツバメ、コゲラ、オオタカ、ダイサギ、コサギ